麻布大学獣医学部動物応用科学科ではこのほど、被災地から飼い主と暮らせなくなった犬を引き取り、トレーニング実習を開始した。
突然飼い主がいなくなったことにより受けたダメージは大きく、人間不信に陥る犬たちがほとんど。同学科では学生が犬の性格や状態に合わせてそれぞれ工夫を重ね、少しでも長く一緒にいることで信頼関係を築いている。その結果、多くの犬が心身ともに回復したという。
現在、被災犬の里親を募集している。実習担当の茂木一孝先生は、「犬を丸ごと受け止めてくれる里親の方がいらっしゃれば嬉しいですね」と期待を込める。希望者や問い合わせは同大伴侶動物学研究室【FAX】042・850・2513または【メール】azabutraining@gmail.comまで。