1・5倍増の千人超 住民の意識高まったことが影響
相模原市によると、児童虐待が疑われるなどして、相模原市児童相談所(児相)やこども家庭相談課に2010年度に寄せられた相談件数が前年度比約1・5倍増の1011人に上ることがわかった。
相談件数の内訳は児相に寄せられたものが487件で、こども家庭相談課が524件。こども家庭相談課のうち中央区では179件だった。相模原市は政令指定都市になったことで、昨年、新たにこども家庭相談課を各区に設置した。児相は、相談件数の増加は、昨夏に大阪市内で幼児2人が置き去りにされ死亡した事件など、全国で多くの虐待事件が報道され、「住民の意識が高まったことが影響しているのでは」と分析する。加えて、区ごとに相談拠点が増えたことで「市民も身近に感じていただいているのでは」と話している。
相談内容は心理的虐待が最多
児相とこども家庭相談課に寄せられた相談内容の内訳は心理的虐待が372人で最も多く、ネグレクト(343人)、身体的虐待(282人)、性的虐待(14人)と続く。通報者は近隣住民からのものが多いという。児相では「今後も新設のこども家庭相談課や地域の学校、関係機関とさらに連携を深め、問題の解決に尽力していきたい」と話している。
|
<PR>
|
新人にマナー研修4月21日 |
|
|
|
|