神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

メガソーラー 候補地は処分場 南区麻溝台「最終施設」2万6千平方メートルを利用 12億円規模

公開:2011年10月13日

  • LINE
  • hatena
“メガソーラー”は企業や全国の自治体で導入の動きがあり、近隣では8月に川崎市で、東京電力が市保有地を利用して、国内最大級となる「浮島太陽光発電所」の運転を開始した(年間約740万Kwh、写真提供=川崎市)
“メガソーラー”は企業や全国の自治体で導入の動きがあり、近隣では8月に川崎市で、東京電力が市保有地を利用して、国内最大級となる「浮島太陽光発電所」の運転を開始した(年間約740万Kwh、写真提供=川崎市)

 相模原市議会(9月)の一般質問で、市が現在、メガソーラーシステム(大規模太陽光発電装置)の導入に、前向きな考えであることがわかった。出力規模1000kW(キロワット)(=1メガワット)以上のソーラーシステムの建設は市内初となる。

 候補地となっているのは市営峰山霊園向かいの一般廃棄物最終処分場(南区麻溝台)。市内のゴミ焼却過程で出た物質を埋め立てている施設だ(面積/約10万平方メートル)。市では平成20年に埋め立てが完了したうちの、約2万6千平方メートルの土地への導入を検討している。

遊閑地で収益を

 こうした土地は、安全上の理由から、埋め立て後20年〜30年間は用途がないのが現状だ。そこで今回、溝渕誠之(みぞふちせいし)市議会議員(南区相模台/88)が、「このような遊閑地を有効に活用し、収益にできないものか」と、加山俊夫市長に質問を投げかけた。

 議場での溝渕市議の説明によると、建設費用は約12億円となり、260万kWh前後の年間発電量が見込めるという(一般家庭約740軒分の一年間の電力使用量)。仮にこれを売電した場合の年額は9千5百万円。およそ12年で初期投資の費用は回収でき、その後の売電額は市の収益となる。パネルの耐久性を考慮すると、20年以上の長期稼働ができるとした。

市が主体「全国例なし」

 この説明に対し、市長は「震災の影響を受け、再生可能エネルギーの導入拡大が求められている。(処分場を)メガソーラー発電の候補地として想定している」とし、導入に積極的な姿勢を明らかにした。

 市では7日現在、「前向きに検討しているが、全国で市が事業主体となった例はなく、発電した電力の用途や稼働時期などを調査していく」としている。
 

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

花で地域つながる

花で地域つながる

清新中と社協が連携

4月25日

酒気帯びで議員辞職

酒気帯びで議員辞職

田崎氏

4月25日

駐車場がない!衣料店が解決

「田名にもう一度鯉のぼりを」

「田名にもう一度鯉のぼりを」

有志がGWにイベント

4月25日

変わりゆく花火大会

供用10年

田名バスタ

供用10年

4月25日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook