今月25日(日)にエフエムさがみで自主制作ラジオ番組を放送する 青木 一聡さん 南区南台在住 43歳
地元への想い 電波に乗せて
○…エフエムさがみで自主制作番組「ロックン・レディオ・アガサド・ジャーナル」を放送している。ワンシーズンに1回ほどの間隔だが、相模原ネタを中心とした独自の企画や、地元ミュージシャンとの対談など内容は盛りだくさん。15人ほどの制作メンバーの代表として、企画のアイディア出しや台本書きまで手がけ、本番ではDJ役もこなす。「相模原を盛り上げたいんですよね」。よく通る声で、地元への想いを語る。
○…南区相模大野出身。中学・高校時代には、寝る前にラジオ番組の軽快なトークに耳を傾けることが楽しみだった。大学卒業後、民放のラジオ局に就職。発信する側として、どの局よりも早く情報を伝えることに夢中になった。しかし、ITが普及すると、速報性では適わないと判断。一念発起して、WEB開発会社を起業した。
○…住んでいた各地に、それぞれ行きつけのバーがある。マスターや常連客と、懇意になることもしばしば。「お酒の勢いを借りて、人とつながっていきます」。ラジオ制作の仲間と出会ったのも、オダサガのバー。仕事の合間を縫って集まり飲み明かし、アイディアを語り合う。そこで知り合ったミュージシャンをゲストに迎えることも。「職業や性別がバラバラでも、地元を盛り上げようという気持ちがあれば一つにまとまれるんです」と、出会いの貴重さを実感する。
○…毎日の仕事もあるし、ギャラが出るわけでもない。それでも番組制作を続ける理由は「楽しいから」と笑顔で言い切る。これからの夢は、番組をもっとメジャーにすること。「素人でおっさんばっかりのチームでもこれだけ出来るって、見せてやりたい」。自分たちに触発されて、あちこちで同じ動きが広まれば、地域全体が熱くなる。地元への想いを電波に乗せて、リスナーの心に届けていく。
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