神奈川県警では、今月31日(火)まで国道16号の中央1丁目交差点から横山方面に向かう中央5丁目交差点の間で、全国で初めての取り組みとなる自転車の一方通行規制の社会実験を行っている。
一方通行規制は通勤・通学者が行き交う午前7時から9時までの2時間。歩道を通行する自転車は、車道寄りのレーンに通行が限定され、進行方向を規制される。
今回のエリアが実験対象となったのは、駅へ向かう自転車と、高校へ向かう自転車が激しく行き交い、歩行者から苦情が多かったため。さらに、歩道の幅が広いことや、平成19年から22年にかけて自転車通行環境整備モデル地区となった相模原駅前のエリアに接続していることなどが挙げられる。
利用者が増加
今回、県警が社会実験を行うのは、東日本大震災以降に自転車利用者が急増し、改めて自転車の活用が見直されているため。県警によると、震災後の昨年4月の自転車防犯登録数が県内だけで前年より2万4000台も増えたという。同9月には道路標識・区画線および道路標示に関する命令が改正され、自転車の一方通行を法律で規制できるようになったため、今回のタイミングで社会実験に踏み切った。
社会実験について県警では「今回の取り組みは全く初めてのことなので、状況を見て今後については検討していきたい」と話しており、実験結果に関しては「年度内までにまとめ、年度明けに公表できれば」としている。
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