鹿沼公園(鹿沼台2の15の1)にアイドル誕生―。大勢が注目しているのは、カルガモの親子。親ガモと10羽の小ガモが池で泳いだり、餌をとるために丘を歩いたりと微笑ましい姿を見せている(今月25日時点)。
同公園管理事務所によれば、15日頃から親子の姿が目撃されるようになった。野生のカモは越冬のため市内に飛来し、春になれば飛び立っていく。「このカモは越冬したまま居ついたのでは」と同事務所。ほかの場所ではこうしたケースも多いが、同公園でヒナがかえったのは初めてという。
無事に育って
公園に訪れる人は「かわいい」と言っては撮影し、カモと一緒に園内を移動するほど。土日ともなると、ギャラリーが増えるという。同公園で10年ほど写真を撮り続けている三井雅明さん(並木在住)は、「2週間ほど経ってヒナの顔がだいぶしっかりしてきた」と、かわいいヒナの成長を毎日見守っている。「カラスやネコなど天敵は多いが、無事に育って飛び立っていってほしい」と話していた。