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市内のいじめ対策 生徒自ら発案も タウンレポート 公立小・中で防止策強化

公開:2012年7月26日

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生徒からデザイン募集
生徒からデザイン募集

 全国的にいじめ問題が関心を集める中、市内の公立小・中学校では、いじめ防止に向けて、どのような対策が採られているのか。学校現場での対応や市教育委員会(以下市教委)の取り組みを探った。

 市内の公立小・中学校では、いじめ防止へ、「道徳」の授業で人権教育を行うほか、いじめ調査のアンケートを行って状況の把握に努めている。

 加えて市教委では、毎年6月末と11月上旬をいじめや暴力を無くす強化週間に設定。これを受け、市内の公立小・中学校では、様々ないじめ防止の取り組みを実施、各学級でいじめ問題を話し合い、スローガンを決める学校や、子どもたちが書いたいじめを無くす「誓いの言葉」を掲示する学校など各校が工夫を凝らす。

 例えば、上鶴間中(南区上鶴間)では「自分はいじめをしない」という意思表示となる缶バッチを作成。デザインを生徒から募集したもので、「十人十色みんなちがってみんないい」というコピーが付けられたものなど、子どもたちの想いを形にしている。完成した缶バッチは、11月の強化期間中、生徒会がいじめ暴力防止を呼びかけ、一個20円で販売。同校では「自分たちの作ったバッチを付けることで、問題意識が深まり、生徒同士の連帯感も生まれるはず」と期待する。市教委は「いじめ問題や命の大切さを考える場を作ることが重要」と話した。

迅速な対応へ動き

 いじめの早期発見、早期対応へ向けた動きもある。

 市教委は4月に教育指標「児童・生徒指導の手引」を全面改定し、いじめ対応のQ&Aコーナーを掲載した。今月18日には、市内公立小・中学校へ向け2005年に作成した「いじめへの対応マニュアル」の再確認を通知。これまで紙ベースだった同マニュアルの電子データ化を行い、各教員が自分のPCですぐ閲覧できるようにした。秋に予定の児童・生徒指導担当教員を集めた研修会でも「いじめ防止」の講座を行うという。

 市内では小学生にわざとぶつかり、泣き出すまでを中学生が撮影し、インターネットに流した事件が5月に起きたが、学校外でいじめをいかに防止できるかも課題の一つ。下校時に地域住民が生徒と挨拶を交わす運動などすでに実施中の取り組みもあるが、学校と地域が連携し、子どもたちを見守っていくことがますます求められそうだ。
 

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