淵野辺公園(弥栄)で9月2日(日)に行われる市の総合防災訓練に、在日米陸軍が初参加し、ヘリコプターでの航空輸送訓練などを行う。昨年、大規模災害時の相互支援で市と米陸軍が覚書を結んだことが参加の契機となった。同訓練でヘリが離着陸するのも初めて。
米陸軍は、ヘリでの航空輸送訓練に加え、公園内に設置されるブースで救急車両や震災での救助状況を写したパネル展示を行う。
輸送訓練では、キャンプ座間からヘリが救援物資を積んで出動。淵野辺公園に一旦着陸し、負傷者に見立てた人形を搭乗させ、今度は相模総合補給廠に輸送する。2日は、軍が補給廠で実施中の病院セットの設営・運営訓練の最終日と重なるため、緊急搬送時を想定し、人形を病院設備の場所に運び込む。震災での救助活動にヘリが一定の役割を示したことも、今回の訓練に影響しているという。
訓練を前に、米陸軍は他にヘリを出動させる陸上自衛隊、川崎市消防局と淵野辺公園を視察。訓練内容を確認した。市危機管理室では「災害での負傷者対応として、ヘリの離着陸には意義がある」と強調する。米陸軍のヘリ到着は午前11時35分を予定。
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