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はやぶさ2 新リーダーに國中氏 「初代」立役者 遂行に決意 

公開:2012年10月4日

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 2014年の打ち上げをめざすJAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」の組織が改編され、新リーダーとして國中均JAXA教授が9月1日、プロジェクトマネージャに就任した。打ち上げに向けた予算獲得など課題が残される中、はやぶさ2の進捗やこれからの展望について、國中氏に現状を聞いた。

 國中氏は東京大学大学院を修了後、1988年宇宙科学研究所に入庁(現JAXA)。2005年4月から現職。これまで電気ロケットの研究開発分野を歩み、1996年から2010年まで初代はやぶさのエンジンの開発、運用を担当するなど、立案から初代はやぶさの計画に携わってきた。帰還したはやぶさがオーストラリアに着陸した際、現地で回収作業に立ち会ったのも國中氏で、実質的な責任者の役割を担った。

 現在はハードウェア作成にあたりながら、計画の進捗管理を行っている。現状は「大筋順調に進んでいる」としており、具体的には10月に太陽電池の転回試験、11月には実物大のダミーモデルの振動試験を実施。進行スケジュールを徹底し、技術点検に入っている。

予算通過が不可欠

 ただ、課題とされているのが予算だ。JAXAによると、2013年度の国の概算要求に向け、文科省に約114億円を要請している。2012年度は震災復興の項目に重点配分されたことから、73億円の要求に対して30億円にとどまった。減額した分を含めて今回の額を見込んでいるため、予算の獲得は、はやぶさ2の成功に不可欠だ。JAXAは2012年度末の予算決定まで推移を見守っていきたいとしている。

 今後について國中氏は「はやぶさは、日本のサンプルリターンを世界に示した」とし、「(惑星の有機物などを探るはやぶさ2は)生命の起源の証明など科学が広がる。私たちは10年、20年後の未来のためにやりたい。市民の皆様にも応援してほしい」と述べ、打ち上げに向け思いを馳せた。
 

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