西門商店街 県最大の朝市で集客増へ 「相模原のアメ横」目指す
西門地区商業地活性化協議会(浦上裕史会長)の主催で12月9日(日)、「かながわ朝市サミット」が相模原市内で初めて開催されることになった。神奈川県下の朝市が一挙に集結する同催しは、各地の名産品が多数並び、多くの人出が予想される。同協議会は県内外からの出店者を数多く募り、大規模な朝市で商店街への集客向上を目指す。
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各地の特産品をアピールし、活気ある商店街を再現しようと始まった朝市サミットは、2009年11月の横浜を皮切りに、県内各地で行われている。前回の平塚会場には2万人が詰めかけるなど、来場者数は増加傾向にある。
そこで、活気ある商店街を相模原にも取り戻そうと、同協議会は朝市サミット開催会場に名乗りを上げた。かつて、相模原駅前の商業地として栄えていた西門を再び盛り上げたいとの趣旨に相模原商工会議所なども賛同し、今回の開催が実現した。
当日は、市内から50店舗、県内外各地から60店舗の出店に加え、学校などの施設へも呼びかけ、合計約120店舗が参加する見通し。現在、企画の趣旨に賛同する出店者を募っている。時間は午前11時から午後3時まで。開始時間が他の朝市より遅いのには、同日に行われる他の朝市が終わった後、その出店者及び利用者も取り込みたいというねらいがある。さらに、サミット誘致にあたり、同協議会は他の開催地や全国の朝市の視察へ赴くなどの調査にもあたった。各会場で施された工夫を盛り込み、会場を盛り上げていく。
朝市に加えて、当日は西門プラザでシンポジウムも行われる(午後1時〜3時)。「商店街の衰退化と再生の可能性を考える」をテーマに、中央大学大学院の細野助博教授を招くほか、パネラーらによるディスカッションを予定。観覧客とともに、商店街の今後について考える。
この朝市を契機として同協議会では、引き続き集客のためのイベントを打ち出していく予定。その際にも今回の朝市への出店者に継続的な参加を呼びかけていきたい考えだ。一連の活性化策で商店街に新風を吹き込み、離れていった客足が戻ることを期待している。浦上会長は、「西門が『相模原のアメ横』と言われるようなにぎやかな商店街にしていきたい」と話している。
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