精神の障がい 心の交流"詩と絵画"で 本日からコラボ展 「病気への理解を」
精神障がいを抱える人が全国的に増えている。相模原市では現在、8千人から9千人が生活していると推測される(市調べ)。そうした現状を受け、南区新磯野在住の日本画家・戸田みどりさん(63)らが中心となって3年前から、障がい者が書いた詩と絵画がコラボレーションした展示を毎年行っている(主催/「詩と絵画のコラボレーション展」実行委員会)。
これは、こうした心の病を持つ人の詩に合わせて、プロ・アマの画家が絵画を描き、連動させて一つの芸術として観賞してもらう企画。本日8日(木)から市民ギャラリー(相模原)で開催されている。
きっかけとなったのは数年前。「(精神に障がいを抱える人の)中にはすごく上手に表現する人もいる。彼らの詩に絵を描いてくれませんか?」と、戸田さんが所属する、ある芸術団体へ声がかかった。病気の苦しみや将来への不安、生活の中での楽しみなど、自由に思いのたけがつづられた、ひとつひとつの精神障がい者の詩。それに絵筆をとったのがはじまりとなった。
展示される詩は、これまでで最多となる69点。戸田さんをはじめ、市あじさい大学OBら総勢69人が詩とペアになる絵画の作成にあたった。展覧会の入場は無料。12日(月)まで。午前10時〜午後6時(初日午後1時〜/最終日〜午後3時)。問事務局【電話】042・759・5117(カミング)
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