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中央区の交通事故 高齢者関係が急増 各戸訪問などで注意喚起

社会

公開:2012年11月29日

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 区内で高齢者が関係する交通事故件数が増えている。相模原警察署によると、2011年の高齢者の交通事故が240件だったのに対し、2012年は10月末の時点で290件と、すでに昨年を上回った。昨年は12月に交通死亡事故が多発していることもあり、同署では街頭での呼びかけや各戸を直接回るなどして対策を強めている。

 今年1月から10月までの区内の交通事故は1114件。4人に1人の割合で高齢者が交通事故の加害者、もしくは被害者になっている。特に、中央区は今年9月、「高齢者人口1万人当たりの高齢者が関係する事故の発生件数が30件以上」に達したことで、横浜市中区、西区などと並んで「高齢者交通事故多発地域」の指定を県より受けた。交通事故における高齢者事故の増加率は26・1%で県内で最も多く、対策が急務となっている。近年、区内で増加している自転車事故に高齢者が関係することも多いという。

見通しの悪い所、坂道は要注意

 区内で高齢者の交通事故が多いのは田名地区と上溝5丁目周辺。そのうち見通しが悪い所、自転車と歩行者が行き交う地点、下り坂で自転車がスピードを上げやすい場所は事故になりやすい。

 時間帯で見ると、交通量が多く、出勤などで焦っている人が多い午前7時から10時、見通しが悪くなる夕暮れや夜間は事故の発生件数が多い。高齢者が関係する事故は、午前3時から5時の時間帯も無理な道路の横断などで事故につながるケースが多いという。

 これらの高齢者交通事故を防止するため、同署では街頭でのキャンペーンをはじめ、民生委員の協力で、高齢者宅を一件ずつ回り直接注意を促すなど、地道な活動を続けている。同署では「これからの時期は忘年会などで飲酒がらみの交通事故が増える。高齢者の方は夜は反射材を身に付けたり、明るい色の服を着るなど、目立つよう工夫をして、事故には気をつけて欲しい」と話している。
 

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