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ノロウィルス罹患率 市内でも警報レベルに 全国は2006年に次ぐ多さ

公開:2012年12月13日

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 全国で猛威を奮っているノロウィルス。ウィルスによる急性胃腸炎の罹患率が過去10年で2番目に多く、県内でも11月12日に食中毒警戒情報が発令されるなど今年は流行の兆しが早い。相模原市保健所によると、市内でも11月の下旬から罹患率が急増したことで警報レベルに達しており、保健所では市民に対し注意を呼び掛けている。

 ノロウィルスは急性胃腸炎を起こすウィルスで、秋から冬にかけて多くみられる。症状は、下痢や嘔吐、発熱などで、2、3日で回復する場合もあるものの、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者では重篤な症状になることがあるという。

 厚生労働省によると、今年はノロウィルスによる急性胃腸炎罹患率が過去10年で2006年に次いで2番目に多いという。例年12月から1月にかけて流行のピークを迎える中で、県内では10月下旬から罹患する人が増加。11月12日には食中毒警戒情報が発令されるなど、流行の兆しが早く見られている。12月7日現在、県内、横浜市、川崎市ではすでに警報が発令、注意喚起が促されている(ノロウィルスが主な原因とされる感染性胃腸炎の報告数が、定点〈調査拠点病院〉当たり20を超えると警報が発令される)。

 市内では、ノロウィルスが原因とされる感染性胃腸炎の発生件数は、11月までは例年並みとほぼ横ばいであったものの、11月下旬から12月1週目にかけてその数が急増。定点当たりの報告数は17・50と警報が発令されるまでには至っていないものの、中央区の本庁(市役所周辺)と橋本・大沢・城山の定点では、20を超え、警報レベルに達している。加えて、市内の保育園で集団感染したことも報告されており、市保健所では「市内全体でも警報レベルまであがってきている。今後、ピークを迎える季節なので、十分に予防をしてほしい」と注意を呼び掛けている。

その予防方法は

 ノロウィルスは感染力が強く、ごく少量のウィルスで発病し、大規模な集団感染を起こしやすい。秋から冬にかけて起こる急性胃腸炎の集団感染の多くは、ノロウィルスが原因とされる食中毒によるもので、調理者を通じた食品の汚染により発生するという。

 予防方法としては【1】外出先から帰宅した後やトイレの後、調理前、食事前によく手を洗う【2】調理器具は十分に洗浄し、熱湯や台所用漂白剤で消毒【3】嘔吐物、排泄物を処理する際は直接触れない。触れた場合は石鹸でよく洗う【4】二枚貝類の取り扱いに注意し、中心部まで加熱調理(85℃で1分以上)して食べる、などが挙げられる。市保健所では「予防に有効な『手洗い歌』と『せきエチケット』を市のHPで公開しているので、ぜひ参考にしてほしい」と話している。
 

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