闇夜の星に復興祈る 3月11日 消灯イベント
相模原市、町田市全域で消灯を促し震災復興の祈念とエコ意識の啓発を図る初のキャンペーン「まちだ・さがみはら絆(ばん)・創(そう)・光(こう)」が行われる。両市は繁華街を中心に市民、店舗などの民間事業者に協力を呼びかけており、3月11日(月)の午後6時から8時の間に一斉消灯を予定。同日にはJAXAによる講演・星空観察会も組まれている。
町田市・相模原市首長懇談会で決まったもので、市によると、両市が一斉に消灯するなど密接に連携した環境イベントを組むのは類例がない。東日本大震災から丸2年となる3月11日に行うことで、市民、民間事業者からも協力を得られやすいとの判断から、このタイミングでの実施となった。両市とも、繁華街の店舗看板や屋外電飾の消灯を重視し、停電で対応に追われた震災を風化させないといったねらいがある。
当日は市庁舎の消灯など行政が率先して取組むほか、両市全域にわたり無理のない範囲で消灯が行われる。相模原市はすでに商工会議所や自治会連合会らに協力を要請しており、各所とも前向きな姿勢を見せているという。街灯、防犯灯などは対象外となる。
JAXA協力で観察会
消灯イベントに合わせ、相模原市立博物館、町田リサイクル文化センター(町田市下小山田町)ではJAXAによる講演会、星空観察会を各所で同時開催する。定員制で、市ホームページ、広報で3月1日(金)から申込を受け付ける。一部報道では、パンスターズ彗星が3月10日に太陽に急接近することが予想されるため、夜空を見上げる機会にと実施に至ったという。
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