自然に触れ「地元愛」育む 学生が子どもに体験実習
相模原の自然に親しみ、街を歩いて「100年後も住んでいたい街」にしてもらおうと、市内の学生団体が3月29日、矢部第四自治会の協力でワークショップ「中央区こども未来会議」を行った。学生主導で自治会と子ども向けイベントを実施するのは珍しい。
主催したのは麻布大学学生による奉仕団体・HOPE.S。被災地支援に加え、現在は地域行事に参加するなど活動の幅を広げている。
今回のイベントは、子どもに「地元愛」を持ってほしいと願う同団体と、緑区青根での活動を通じて「自然の大切さ」を伝えたい同大グループのあざおね社中の考えに、自治会が賛同したことから企画された。会場となった村富神社の境内には、小学生約60人が集まり、木工体験やゴミ分別クイズなどのワークショップに取り組んだほか、地産地消をテーマに相模原産の食材を使用したメニューを試食した。
その後催された矢部地区の散策では、ゲストで登場した中央商店街のゆるキャラ・こけ丸とともに各所を見て回った。途中、学生と子どもたちが地域や自然環境について話し合う場面もあり、相模原に目を向ける機会となった。参加した磯貝ジョナサン瑠君は「ご飯は少し硬かったけど、美味しかった」と振り返った。
HOPE.Sの佐藤彰太さん(2年)は「学んだことを将来に生かしてくれたら」と話し、子どもたちへの期待感を示した。
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