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「負けないぞ」被災地の声 相模女子大 大船渡レポの展示会

公開:2013年5月30日

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復興の象徴とも言われる「三陸鉄道南リアス線」の試運転時の様子(今年3月)
復興の象徴とも言われる「三陸鉄道南リアス線」の試運転時の様子(今年3月)

 相模女子大学(南区文京)の学生による、東日本大震災被災地の現状を伝える写真・映像展『いつまでも悲しいだけの被災地じゃない』が6月21日(金)〜23日(日)の3日間、南区相模大野で開催される。「2年経った今だからこそ、伝えられるものがあるはず」。学生が実際現地を訪れ、目で耳で捉えたものを、約2千点の写真とインタビュー映像で紹介する。

 主催は、相模女子大学の被災地支援学生ボランティア委員会。今年3月、委員会内の有志で、岩手県大船渡市赤崎町を3泊4日で訪問。当時の避難所所長や水産加工会社関係者らへインタビューを行ったほか、市街地に出向き、悲惨な現状などを写真に収めた。

 「被災地は、まだまだ復興の途中。現地の方は”復興でなくまだ復旧の段階”と言っていました。その方々の『負けないぞ』という気持ちを伝えたかった」と同委員会の山根可奈委員長(同大学情報メディア学科4年)。仮設住宅で模造紙にサクラを描く工作をするなど、被災者との触れ合いもあった。

 同じく4年生の安保(あんぼ)季実代さんは「復興に向かっている象徴のような写真を撮りたかった」と話す。地元の人に場所を尋ね、工場から煙が上がる風景や、カキの養殖が始まっている様子など再開の場面を集めた。今回はまさに、学生が肌で感じた”被災地の今”を切り取った内容となっている。

 会場では、東日本大震災を後世に伝えようと設立された「大船渡津波伝承館」内で放映、掲示されている、震災直後の映像なども見ることができる。

 なお同委員会では今後、8月に再度被災地へボランティア訪問を予定。「2年経った今、委員会への参加希望学生はむしろ増えています。実は『何かしたい』と秘めた若者が多いのです」と山根さん。同委員会では、今後も支援活動を続けていきたいとしている。

■岩手県大船渡市の今を知る展示会▼6月21日(金)〜23日(日)午前10時〜午後9時(最終日8時まで)会場=ボーノ相模大野3階・ユニコムプラザさがみはら。一般入場無料。
 

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