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レポート 取材家族を訪ねて 大船渡市の清水さん・村上さん

公開:2013年6月6日

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笑顔の清水さん夫婦(上)村上さんの魚店の外壁には支援の感謝のメッセージが書かれている
笑顔の清水さん夫婦(上)村上さんの魚店の外壁には支援の感謝のメッセージが書かれている

 5月、震災特集(3月7日号)で取材した清水康雄さん(大船渡町)と村上勝弘さん(末崎町)を訪ね、話を伺った。

 宮古市から気仙沼(宮城県)に抜ける国道を走り、大船渡市役所の交差点を越えた先を左折すると清水さんが営む「理容室ニュー清水」が見えてくる。特集で紹介したとおりのまぶしい黄色の外観。店内に入ると、清水さんの柔和な笑顔の向こうに、カフェのような佇まいが広がっている。「よく来たね」と清水さんはコーヒーを入れてくれると、アルバムを広げた。そこには津波直後の変わり果てた周囲の様子から、その後ボランティアたちによって店がみるみると輝きを取り戻していく姿が見て取れた。「来る人皆が助けてくれたんだ」。その言葉からは感謝の気持ちがあふれていた。

 店内は孫やその友達らが元気に走りまわり、とてもにぎやか。理容店としてはもちろん、地域の憩いの場としても大きな役割を担っていると感じられた。清水さんは「また寄ってよ」と笑顔で送ってくれた。

 清水さんの店からほどなく車を走らせると、丘の入り組んだ地に村上さんの魚店「鮮魚シタボ」があった。タウンニュースと伝えると「おお」と言って温かく迎えてくれた。同店には、清水さんと同様に県外から多くの人が訪れる。当日も県外の大学生らが夕飯の調達に顔を出していた。村上さんは「ちょっと待って」と言うと貝をさばいた。おもむろに差し出してくれたのは取れたてのホタテ。海水による塩加減が絶妙で貝そのものの美味さを堪能した。

 「気をつけてな」と送り出してくれた村上さん。すぐさま大学生らの注文を受けるなど、大忙しだった。

 帰りは村上さんの勧めで「穴通磯(あなとおしいそ)」を見物。たくさんの優しさに触れ、また訪れたい思いと名残惜しい気持ちで、帰途に着いた。
 

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