地元ラグビーチーム「三菱重工相模原ダイナボアーズ」のキャプテンに就任した 安藤 栄次さん 緑区田名在住 31歳
意を決してチームを牽引
○…移籍2年目にして新キャプテンを任された。就任を要請された際には、「本当に自分でいいのか」と思い悩み、返答をためらった。責任感が強いからこそ、安易に承諾することができなかった。それでも「選手として求められることは幸せなこと」と、信頼する監督やチームメートの期待に応えることを選んだ。「みんなの見本となれるようにプレーしたい」。引き受けた以上、妥協はしない。
○…埼玉県出身。叔父の影響から中学・高校とラグビー部に所属。「タックルが怖くてよく逃げていました」と笑いながら当時を振り返る。始めた当初から司令塔のポジション(SO(スタンドオフ))に就くとめきめきと頭角を現し、早稲田大学へ入学。卒業後はNECグリーンロケッツに所属し、翌年の春には日本代表に選出された。「まさか自分がって感じでした」。NECで7年間プレーし、2012年、変化を求めダイナボアーズへ移籍した。今では中心選手として、グラウンドで声を張り上げる。
○…ラグビー一筋の男も、生まれたばかりの息子の話になると「本当にかわいいんですよ」と父親としての表情を覗かせる。たまの休みには、家族でバーベキュー。一人で暇を見つけてはドライブを楽しむことも。ただただ何も考えずに走っているこの瞬間こそ、日々の練習の疲れを癒すリラックスタイムだ。
○…新キャプテンとして、チームメートとのコミュニケーションは欠かさない。若手からベテランまで積極的に話しかけ、自らパイプ役となることで、各世代同士のつながりを深めていく。昨シーズン、あと一歩のところで逃した昇格という目標へ向け、気持ちを一つに。「今まで以上にトップリーグが近い立場にある。今年はなんとしても上にあがらなければいけない」。覚悟を決めた男が、チームを力強く引っ張っていく。
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