高校生が欧州流を体感 合同ハンドボール練習会
県立相模原高校(南敏章校長)ハンドボール部主催の合同練習会が6月22日、相模原北総合体育館で行われた。
練習会には、ハンドボールドイツ1部リーグのチーム・フランクフルターHCに所属する内林絵美選手が講師として招かれ、世界で活躍する同選手の熱い指導が繰り広げられた。練習メニューは、全てのパスやシュートに意味を持たせ、常に状況を考えながら動くための工夫がされており、生徒たちは息を切らせながらも全力で取り組んでいた。
競技を始めた中学生の時から指導者になりたいと考えていたという同選手は、「ドイツで選手として挑戦している今だからこそ伝えられることがある。学生時代を過ごした神奈川でいつか恩返しができればと考えていた」と語り、生徒一人ひとりに声を掛け、アドバイスする姿も見られた。
同校ハンドボール部の大野佑太キャプテンは「楽しく、意味のある練習ができた」と声を弾ませた。顧問の梅田行人教諭は「生徒たちが自然と考えながら動くよう工夫されていた。日本とヨーロッパの違いを感じた」と感心した様子で話した。