西門商店街協同組合(浦上裕史会長)は8月をめどに、商店街内の空き店舗を利用したアンテナショップ「サテライト24」を期間限定でオープンさせる。この事業は、全国商店街振興組合連合会が採択する「にぎわい補助金」を活用したもので、空き店舗が増えシャッター通りとなった西門に活気を取り戻すのが目的。
相模原の特産品などを販売する予定のアンテナショップ「サテライト24」は、グリーンプラザのバス停前の空き店舗(=写真)を商店街で借りて展開する。現在、同商店街内にはコンビニエンスストアやスーパーがないため、生活用品などを全て揃えることができない状況にある。このような現状の打開と賑わいの創出をめざし、店を運営していくのが事業の主眼。銀河連邦(JAXA施設を有する自治体の集まり)の名産品をはじめ、県内外から100店舗以上が参加した「朝市サミット」の際のネットワークも利用した「西門でしか買えないもの」、近隣住民のニーズに沿った商品を置きたい考えだ。
同店は運営の赤字を軽減するため、就職支援センターやNPO法人と連携し、生活保護受給者に就労体験の場を提供することで人件費を抑制。すでに稼働している就労支援施設「喫茶室ノスタルジー」とともに、受給者の活動の場を広げるねらいもある。期間は年内までを予定しているが、業績が良ければ運営は続けられるという。浦上会長は「利益追求だけではなく、近隣住民の生活ニーズに応える店にしていきたい」と話している。
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