身近な科学の実験や学習を通して家族の絆を深めようと組織された「宇宙の学校」(宇宙航空研究開発機構/NPO法人子ども・宇宙・未来の会共催)が、開校から5周年を迎えた。これを機に今年初めて、通年の授業とは異なる「特別スクーリング」を開催する。全国9会場のうち、相模原「宇宙の学校」(戸塚英明代表)での開催は8月25日(日)。宇宙や自然に関心を持つ親子の参加を一層増やしていきたい考えだ。
家庭での親子の会話や共同作業など「家族で学ぶ機会」が少なくなっていることに警鐘を鳴らし、自発的に学ぶきっかけづくりを図ろうと、2009年に国分寺市で始まった「宇宙の学校」。これまで北海道から沖縄に至る全国50カ所以上で会場が設けられ、参加者は延べ5万人にのぼる。相模原会場も同年に開校し、現在、スクーリング(工作や実験)には約140組の親子が参加しているという。
もともと淵野辺東小学校PTAが相模原で同学校を開設した縁で、現在も市内小学校に通う児童の保護者らが実行委員として組織を運営している。当初は淵野辺東小のみの開催だったが、市民ファンド「ゆめの芽」から支援を受け昨年淵野辺小にも会場を増設。より多くの親子の参加が可能となった。毎年5月の開校式を皮切りに、年間5回のスクーリングと、テキストを用いた家庭学習によって親子の交流を促すとともに、学びの場を提供している。
8月25日(日)JAXA、淵小で開催
例年、開校式後の途中参加はできないが、今回、「宇宙の学校」開校5周年記念事業として全国9会場で参加の間口を広げる「特別スクーリング」が行われる。相模原会場の開催は8月25日(日)。JAXA相模原キャンパスを有することから関東ブロックの代表会場に選出された。当日は淵野辺小でのスクーリングのほか、JAXA見学や「宇宙の学校」の開校に関心がある人などを対象とした、JAXA名誉教授・的川泰宣氏の記念シンポジウムも企画されている。それぞれ申し込みは先着順。
事務局の長崎さんは「JAXAのお膝元の相模原だからこそ、親子での科学の学習を日常に取り入れてもらえたら」と話している。
特別スクーリングの申し込みは同会HP(http://www.sagami-uchu.net/)を参照。問い合わせは【メール】uchu@sagamihara.ne.jpへ。
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