さがみはら中央区版 掲載号:2013年7月25日号
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6月20日、公益社団法人 全国シルバー人材センター事業協会の会長に就任した 須藤 忠雄さん 上矢部在住 81歳

生きがいは伝えられる

 ○…現場がわかる人、優れたアイデアマン、進取の気性に富んだ人―。熱のこもった周囲の賛辞にも「支えてくれる皆さんがいればこそ」と軽やかな笑顔。市シルバー人材センタートップから全国のトップへ。会員数75万人、1848団体を擁する連合組織の会長選出は、神奈川含め初という。

 〇…定年後63歳で市のセンターに入会。一会員として空き教室の受付やマンション清掃などを担当した。ボランティア協会にも所属、足が不自由な高齢者の通院運転手も務める。「ありがとう」の言葉が嬉しく、頼られていると思うと力が湧いた。市民大学、絵や写真の同好会、歩こう会、仲間がどんどん増える。依頼され小学校で戦時体験を話せばキラキラ真っ直ぐな子どもたちの瞳に目が潤む。人と触れ合うのが大好きだ。78歳で市の理事長に選出。仕事ぶり、人柄が慕われ、強く推されてようやく受けた。

 〇…大阪生まれ。7歳の時、一家で満州に渡る。敗戦で命からがらの引き揚げ。足りない食糧、焼け跡の匂い。戦後の暮らしは辛酸を極めた。生き抜くために、がむしゃらになりたかった。誰かに喜んでもらうことが心の拠り所となった。上京し、長らく勤務した精密機械の会社も「自分の会社だと思って働いた」。コンピュータの黎明期、技術大国日本の立役者の一人として全国を駆け回った。40歳で上矢部に転居。妻と一男と共に日々を懸命に生きる。

 〇…シルバー会員が小学生に勉強を教えるおさらい教室や、会員が手塩にかけた朝採れの野菜販売は独自のアイデア。利用者に喜ばれている。「次代に伝える技術や知恵は誰にもきっとありますよ」。気付こうと思えば生きがいはそこにある。趣味のボウリング、カラオケ、亡くなった妻とよく行った旅行。働きながらまだまだ楽しみたい。「仲間と共に明るく元気に力が発揮できる、そんな場所が身近にあることをもっと知ってほしい」。会長として、それが今一番の願いだ。
 

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