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市戦没者遺族会 「終戦日」に参拝事業 8月15日 市慰霊塔にて

公開:2013年8月8日

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木もれ日の森にたたずむ市慰霊塔。2176柱が祀られている(8月2日現在)
木もれ日の森にたたずむ市慰霊塔。2176柱が祀られている(8月2日現在)

 相模原市戦没者遺族会(稲垣稔(みのる)会長)が8月15日(木)、市慰霊塔(南区東大沼1の17の1)で参拝事業を執り行う。市が後援する。終戦記念日に市内で慰霊行事が実施されるのは今回が初めてで、当日は誰でも参拝ができる。

 市内では毎年10月に、市遺族会主催の「みたま祭り」や、市主催の「相模原市戦没者合同慰霊祭」などの慰霊行事が行われているが、8月15日の終戦記念日に特別な催しを行うことは、これまでなかった。

 同日は例年、市遺族会会員らは政府や県遺族会が主催する追悼式に参加したり、個々に市慰霊塔や市内の慰霊碑に参拝するなどしていた。そんな中、市民から寄せられた「相模原市内でも8月15日に何か催しを行っては」との声を市が遺族会へ伝えたことで、今回初めての実施へと結びついた。

 当日は市遺族会会員と市職員立ち会いのもと、自由に参拝や記帳などができる。セレモニーなどは行われないという。参拝時間は午前11時から午後3時まで。希望者は直接会場へ。

 開催場所となる市慰霊塔は、1943年8月に旧日本軍によって「相模忠霊塔」として建立され、52年に条例により「相模原町慰霊塔」と改められた。市内の戦没者を永遠に祀る聖域とされ、「市の合同慰霊碑」と位置付けられている。

 市戦没者遺族会は、市内に住む、戦地で肉親を失った遺族で構成されている団体。今年で創立66周年を迎え、2012年度末の時点で会員数は1377人。毎年春に中央区で開催される「相模原市民桜まつり」で戦没者の遺品や手紙、写真、死亡告知書などを展示した「平和祈念パネル展」を企画するなど、戦争の悲惨さを風化させないための活動を行っている。

 15日の慰霊塔参拝についての問合せは市地域福祉課【電話】042・769・9222へ。
 

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