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LCA 幼・小集約、緑区へ移転 学校法人化に一歩前進

社会

公開:2013年8月22日

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新設される校舎。幼稚園棟と小学校棟の2つから成る
新設される校舎。幼稚園棟と小学校棟の2つから成る

 LCA国際小学校とインターナショナルプリスクール(幼稚園)を運営する(株)エル・シー・エー(横山台・山口紀生代表)は、区内3カ所の校舎を集約し、緑区橋本台に移転する。市の建築審査会で7月末に正式決定した。学校法人化を図るねらいがある。小学校と幼稚園を1カ所に集約し、コミュニケーションをテーマにした3階建ての校舎を新設。来年1月に着工、2015年4月開校をめざす。

 LCA国際小学校は、国語以外の教科を英語で指導する英語の小学校。05年に設立し、市が申請した構造改革特区制度により、08年に文部科学省から全国初の株式会社立小学校として認められた。同社では学校法人化をめざしており、実現すれば学校運営が安定するといったメリットがある。そのため、かねてから幼稚園・小学校を1カ所に集約できる土地を探していた。こうした中、昨年12月に同地が候補としてあがったことから、急ピッチで基本設計等に取りかかり、移転の計画を進めてきた。

 移転先の敷地面積は5561・34平方メートル。小学校棟と幼稚園棟を設け、2棟を通路でつなぐ。子ども同士はもちろん、教師と子ども間のコミュニケーションがとりやすいように中庭を設計。「物事に行きづまらないように」と行き止まりがない造りにするなど、ユニークなポイントも盛り込む。加えて、都内のギャラリーと提携し、校内の廊下に”本物”の絵画作品を展示。美術館的要素を取り入れ、教育理念の一つである「生きる喜びを伝える」を体現する。山口代表は「近隣には北公園があり、森の中で自然観察やマラソンもできる。プールや体育館の利用もでき、子どもにとってもプラス面が多い移転」と話す。

 学校法人化実現のためには、【1】自己所有の土地であること、もしくは【2】6年間分の学校運営費を現金で所持していることが条件。今回の移転で同校は【1】を満たす。今後は運営を続ける中で負債を減らし、さらに健全化を進める必要がある。山口代表は「経営安定のための学校法人化に一歩近づいた」との見方を示した。
 

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