区内星が丘在住の伊藤常二さんがこのほど、県美化運動推進功労者表彰・個人の部を受賞した。
伊藤さんは毎朝5時30分から1時間半ほどかけて、横山公園でごみ拾いを行っている。「今年で12年目に突入しました」。台風や大雨でなければ365日ほぼ毎日、公園へと足を運ぶ。活動を始めた当初は、毎日20リットルの袋6・7個分のごみを集めていたが、最近は1個程度に減少したという。「拾っているそばで捨てる人もまだいるけれど、ごみはずいぶん少なくなってきた。活動が浸透してきたのかな」と伊藤さんは話す。
勇気要る活動
活動を始めたきっかけは、公園にウォーキングに訪れたとき。あまりのごみの多さに驚き、拾い始めた。「最初は勇気が要った。ごみ拾いは誰にでもできる簡単なことだけれど、みんななかなか手が出せない。誰もができることではない」。伊藤さんの活動に一緒に加わりたいと自然と仲間もでき、入れ替わりはありながらも常に2〜3人でごみ拾いをしてきた。
今回県からの表彰を受け、「びっくりしたけれど、受け取った表彰状は長いことやってきた証」と笑顔を見せる。現在は、ごみ拾いはもちろん、園内への自転車やオートバイの乗り入れ禁止を呼びかけたり、山百合などの花苗を植える美化活動も同時に行う。「いつまで続けられるか。でも、体の動く限りはやってみたい」と今後への抱負を話していた。
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