ダイナボアーズ トップ昇格かけ、大一番 初戦は12日(日) 九州王者と激突
地元ラグビーチーム・三菱重工相模原ダイナボアーズ(高岩映善監督)は1月12日(日)から、日本ラグビー最高峰の「トップリーグ」昇格をかけ、各リーグの代表ら4チームと総当たりで戦う「トップチャレンジ1」に臨む。2013シーズン、無敗でトップイーストリーグを制した三菱。破竹の勢いそのままに、7年ぶりのビッグチャンスをつかみ取る。
圧倒的な強さでイーストを制覇したクボタスピアーズ不在の昨シーズン。優勝を絶対条件に臨んだ三菱は、ベテランと若手が上手く融合したスピード感溢れるラグビーを展開し、他チームを圧倒する。開幕戦のヤクルトレビンズ戦に快勝すると、その後も白星を重ね、第8節で早々とリーグ優勝が確定。最終節にも勝利したダイナボアーズは、昇格を決めた2006年同様、無敗で全勝優勝を決めた。
チームキャプテンの安藤栄次選手は、「試合をこなしていくごとに、戦い方がわかっていった。チームは一戦一戦成長した」と今季を振り返る。
1位で自動昇格
イースト王者として臨む次なる舞台は、各地域リーグの代表と昇格をかけ4チーム総当たりで戦う「トップチャレンジ1」。1位で自動昇格が決まるが、2位以下の場合でもトップリーグチームとの入れ替え戦に回り、勝てば昇格が決まる。
「成果を出し切る」
2007年を最後に、トップリーグから遠ざかる三菱。昨季は入れ替え戦に進みながらも、あと一歩のところで涙を呑んだ。安藤キャプテンは「一つのミスが命取りになった」と勝敗を分けた要因を振り返り、「昇格戦までに、一つひとつの細かいプレーの精度を向上させたい」と話す。
高岩監督は、「昨年は過密日程の中で余裕がなかったが、今年は昇格戦へ向けしっかりと準備ができる。粗削りな部分を無くして、今までやってきた成果を出し切りたい」と決意を口にした。
三菱の「トップチャレンジ1」初戦は1月12日(日)。レベルファイブスタジアム(福岡県)で福岡サニックスブルースと激突する。午後2時キックオフ。攻撃的なラグビーを得意とする福岡は、トップリーグの常連チームで、今季はトップキュウシュウAを無敗で制している。大一番に向け、安藤キャプテンは「3つ勝って、必ずトップリーグに行きます。応援をお願い致します」と昇格を誓った。
7年越しの夢舞台へ、機は熟した。チームカラーの緑を身に着け、ぜひ選手たちに熱い声援を。
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