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相模福祉村 社福のあるべき姿とは 赤間理事長年頭所感
「介護保険制度導入(2000年)以降の福祉は希薄になっている。昔ながらの『社福』の姿を地域の人にもっと知ってもらいたい」。市内最大規模の福祉グループ『社会福祉法人相模福祉村』(中央区田名)の赤間源太郎理事長(48)=写真=は力を込める。
社(・)会福(・)祉法人とは、障害者や高齢者などを対象とした各種福祉施設、保育園などを運営する公益法人のこと。納税において優遇措置がある。政府による介護保険の導入と同時に、多くの社福が誕生した。「営利目的と誤解されることもありますね」
なぜこの活動をしているのか?赤間理事長は自らに問う。そして、スタッフに説く。「我々の使命はもっとも原始的で根源的な『弱者救済』『社会貢献』。重要なのは『地域が安心』と感じられる環境をつくること」
例えば生活困窮者の救済について。これは「行政の仕事」だけで解決できる問題ではない。地域が一体となってそのピンチを察知し、手を差し伸べなければいけない。その役割を率先して行うのが「社福の仕事」と話す。相模福祉村では昨年夏から県社協と協力し、生活困窮者支援事業をスタートしている。
根源は『弱者救済』
また、昨年春には虐待を受けた児童らをサポートする施設を、市内に開設した。「『虐待』『孤独死』『貧困』などが新聞に載らない日をめざして」。負の連鎖を防がなければならない。
「いつの日か介護が明るい話題になること、誰もが障害を抱える子と当たり前のように手を取り合えるようになること…」。赤間理事長は夢を語る。「私たちの取り組みが、地域の皆さんにとって興味深いものになればいいですね」。福祉のあり方、社福の姿を探求する福祉村の新しい1年がはじまった。
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