地域に支えられた4年間 飯田生馬区長 区政を振り返る
2010年月4月に市が政令市に移行し、最初の中央区政を担った飯田生馬区長。3月末をもって定年退職となる飯田区長に、在職4年の歩みと今後の展望について聞いた。
――まずは4年を振り返ってみていかがですか。
地域の人たちに支えられてなんとかやってこられた4年間だった。地区の催しなどに招かれ、地域の実情や要望をお聞きしたり、お話しする機会をいただき、ありがたかった。区長としての業務は手探り。ただ、区民にとって何が一番良いのか、その一点に向かって調整していくだけだった。
――中央区だけのさまざまな取り組みを進めました。
まずは区の周知が一番でした。政令市移行の直後は、中央区はどこかわからない方が多かった。区制施行1周年を記念して作成した区のシンボルマーク、区の歌、はっぴ。区が掲げる「人とまち、宇宙(そら)をつなぐ中央区」の実現に向け、全力を注いできた。
――やり残したと感じることは。
小田急多摩線の延伸。これだけは残念だった。でも、先日も全体での署名を集めた。機運は高めたと思う。
――次の区長に期待することは。
まだ区制5年目。中央区をより意識してもらい、区内9地区、27万6千の区民の方に「中央区に住んで良かった」と思えるまち、その魅力を発信できるまちづくりに取り組んでほしい。4月からは防災など機能も強化され、役割、業務が増える。各区との競争を含めて、まだまだこれからですよ。
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