シルバー110番設置へ 星が丘 高齢者の孤立防ぐ
地域ぐるみで高齢者を見守ろうと星が丘地区でこのほど「シルバー110番」のプレートが完成し、設置を開始した。
同取り組みは、子どもが困った時に駆け込むことができる「子ども110番の家」の高齢者版。困っている高齢者は、玄関先にプレート(=写真)を掲げた家に駆け込むと、星が丘高齢者支援センターや民生委員の連絡先を教えてもらうことができる。市内でも珍しい取り組みで、地域をあげて高齢者の孤立を防ぐのがねらいだという。
同地区では現在、14自治会30戸ずつと商店街などにプレートの設置協力を要請しており、順次、設置場所を増やしていきたい考えだ。
プレートのデザインは地区内在住のデザイナーで星が丘小学校のPTA会長を務める島根裕志さんが担当。公民館などで住民を対象に投票を行い、3つの候補の中からデザインを決定した。色は、「子ども110番の家」の赤色のプレートと区別するため、緑色を採用。中間色が見えずらい高齢者にも見やすいよう配慮した。加えて、高齢者のイラストを描くことで誰にでもわかるようなデザインにまとめられている。
地域の力になりたいとプレートの設置を申し出てきた商店もあり、同地区の竹田幹夫自治会連合会長は「多くの人に参加してもらい、取り組みが徐々に広がっていけば」と期待を込めた。