1万人規模で防災訓練 安倍首相も視察
防災の日の9月1日、相模原市が主会場となって初となる、九都県市合同防災訓練が安倍晋三首相をはじめとする政府調査団ら関係機関、団体ら約1万人規模で行われた。
午前10時、マグニチュード7クラスの地震が発生したのを想定して訓練を開始。会場となった相模総合補給廠ではエリアごとに分かれ、消防、自衛隊、市の自治会による自主防災組織らが各種訓練を実施。当日の天候不順によりヘリの出動数などが減ったものの、傷病者の搬送訓練などは予定通り行われた。訓練には市立小山中学校、向陽小学校の生徒、児童も多数参加。子どもたちは救護や消火などの訓練に積極的に取り組んだ。
安倍首相ら政府調査団は10時25分ごろ到着。小野寺五典防衛大臣、黒岩祐治県知事、加山俊夫市長ら同行のもと訓練を視察。安倍首相は清新地区の自治会による炊き出し訓練や三角巾を使った応急処置、AED(自動体外式除細動器)での応急救護などを担当者から手順を教わりながら実践した。
安倍首相は広島で起こった土砂災害に触れながら、今後情報の共有化を重視していく考えを示した上で、「政府として大規模災害に備えた強じんな国づくりに努めたい」と意気込みを話した。加山市長は「関係機関、や市民らと連携し技術向上ができた。市民一人ひとりが災害時の役割を考える機会になれば」とし、災害での備えについて市民に呼びかけた。
加山市長は安倍首相と補給廠の一部返還後について会談し、同所を首都圏の防災拠点としていく考えを提案したことも明らかにした。
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