徳川幕府五代将軍綱吉公ゆかりの「七分観音」を自宅敷地の観音堂で管理する原当麻の飯谷さん宅で10月29日、一年に一度のご開帳が行われた。ご開帳は毎年同日に近隣住民を対象に行うもので、当日は静かに参詣する人の姿が見られた。
同観音は徳川綱吉公が相模の地を訪れた際、守り本尊である聖観音菩薩の分身を落とし、それを拾った農民が感応院(飯谷家の屋号)に届けたという由来がある。以来、飯谷家の守り本尊として奉じ、大切に管理されてきた。昭和初期に歌われた上溝シャンソンの歌詞にも「七分観音のご利益どれもありがたいぞえ」と登場するなど、相模原の名所旧跡のひとつ。
飯谷家当主の俊一郎さんは「昔は『観音様の日』として近隣でお酒をふるまいお祝いしたこともあったようです。その名残から、一年に一度はご近所の方に向けご開帳しています」と話す。飯谷家では観音の由来を記した石碑も設置。未来へ語り継いでいく。
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