神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

緑区ショートフィルムフェスティバルで大賞を受賞した 上原 俊さん 緑区元橋本町在住 19歳

公開:2015年3月19日

  • LINE
  • hatena

次代担う若きクリエーター

 ○…ポイ捨てされた空き缶が人の形をして自ら歩き、電車に乗って旅をする。そんな独創的な発想で生まれた映像作品『旅する空き缶』を多摩美術大学に共に通う仲間6人で作り上げ、緑区ショートフィルムフェスティバルの大賞を受賞した。「おもしろい作品が多かったのでダメだと思っていた。素直に嬉しい」。そう受賞の喜びを語る。目下の悩みは副賞品の使い道。「どうしようかみんなで話し合っています」と顔を綻ばす。

 ○…「美大生ならものづくりで」。ゴミから作品をつくるという業界の流行を取り入れて制作を決めた。人型の空き缶が旅をするシーンでは何枚もの写真を撮り、それを繋いでコマ送りに。ワンシーン作るのに3時間かかることもあった。決められた尺にどう納めるか。試行錯誤を繰り返し、半年かけて作品が出来上がった。審査員長を務めた映画監督の中西健二さんから「映像を通して作品が物語っている」と声をかけてもらった。「プロに評価してもらえて嬉しい。でも出来に満足はしていない」とさらなる高みを目指す。

 ○…群馬県出身。幼い頃から近所の祭りで山車に乗っている人形の絵を描いたり、人形を作ったりと創作を繰り返していた。TVの舞台セットや大道具に興味を持ち、大学は環境デザイン学科に入学。現在は建築やランドスケープといった空間デザインを専攻する。その傍らで趣味として写真を撮ったり、友人の誕生日に映像を編集してプレゼントするなど、普段からアートに親しむ。そうした趣味が今回の作品作りに活かされた。「遊びが役に立ちました」と照れながら笑う。

 ○…この春から大学3年生。進路はまだ決めていない。バンドのPV撮影、演出、写真、コンテストへの出品などやりたいことがまだたくさんある。「自分にしかできないものを作っていきたい」。独自の視点、感性で作品づくりを。創作意欲溢れる若きクリエーターの次回作に要注目だ。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

中川 裕可里さん

機織り職人として活躍し、大島紬の継承に注力する

中川 裕可里さん

相模原在住 34歳

4月11日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月21日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

3月2日に相模原市民会館で開催された寄席に出演し、若手落語家として活躍している

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

3月14日

佐藤 利章さん

10周年を迎えたNPO法人車椅子の会サイレントフットの会長を務める

佐藤 利章さん

南区在住 59歳

3月7日

相模原市のご葬儀

ニーズに応じた家族葬プランをご用意

https://ceremonyhouse.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 3月30日0:00更新

  • 3月23日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook