振込め詐欺を未然に防いだとして相模原警察署(原田仁署長)は9日、スリーエフ田名塩田店のマネージャー・木下みゆきさんと店員・大澤久美子さんに感謝状を贈呈した。
同署によると4月1日、携帯電話で話をしながら店舗内のATM機を操作していた71歳の女性に対し、木下さんらがその行為を不審に思い、積極的に声掛け。女性は市役所職員を名乗った男に医療費の還付金を求められていたという。一旦は女性に断られたものの、二人は再度注意喚起し、店のオーナーが警察に連絡。被害は未然に防がれた。
二人は「様子がおかしいと思ったので、声を掛けた。被害を防げて良かった」と話すと、原田署長は「本当にありがたい」と感謝の言葉を述べた。
昨年の被害は36件
市内の今年の振込め詐欺件数は、4月現在までに1件。昨年は36件発生している。同署では「お金に関する話はまず疑ってほしい。一人で考えず、ご家族などに相談してください」と注意を呼びかけている。