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夢小一部通学路 信号機設置で無事故に 安全面で成果も課題残す

社会

公開:2015年4月16日

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信号機が設置された丁字路交差点の横断歩道を渡り、下校する児童=9日、同所
信号機が設置された丁字路交差点の横断歩道を渡り、下校する児童=9日、同所

 子どもを巻き込む事故を防ごうと、市立夢の丘小学校(南区当麻)通学路の一部交差点に信号機が新設されてから、約1年が経過した。設置後、同所での事故は大幅に減少。安全面に一定の成果が見られる一方で、抜け道として使う車両が依然として多く、交通量には大きな変化がないことから、地元自治会らは引き続き、地域をあげて児童を見守る考えだ。

 国道129号線上溝バイパスの塩田原交差点から県道に入り、同校へ続く市道と直結する丁字路交差点では、登下校時、中央区から通う児童約250人が歩道を横断する。同所は国道への抜け道として侵入する車両が多く、見通しも悪いことから、子どもを巻き込む事故が起きるなど対策が急務とされていた。

 こうした中、地元住民や田名塩田通学路安全対策委員会らは2011年、信号機新設の要望書を市へ提出。署名活動も行うなど児童の安全確保に向けた積極的な姿勢が認められ、昨年、信号機が設置された。

 設置後、道路状況は一部改善。設置以前は通学時間帯に500台以上の車が往来し、人身事故も発生していたが、昨年一年間の統計では事故件数は0となり、児童の安全確保に一定の成果が見られた。同校に通う児童をもつ保護者は「車も手前で止まってくれるので、子どもたちも安心して通えていると思う」と話す。

交通量は変わらず

 一方、現在も同所付近では一部で交通規制が行われているが、抜け道として使う車両は多く、信号機設置後も交通量に大きな変化は見られない。加えて、同所の横断歩道の信号機は青信号の点灯時間が短く、児童グループが全員渡りきることが困難とされる声もある。そこで地元では万全を期すため、保護者らを含むボランティア指導員や民間警備員を付近に配備するなどし、対応にあたっている。

 信号機設置のほか、道路状況改善策として、県道から国道129号線の塩田原交差点を渡る通学路に歩道橋の新設が決定した。今年度中の完成をめざし整備が進められるなど、道路状況は徐々に整いつつあるが、地元自治会や学校、保護者らは引き続き協力を図りながら、児童の安全に向け地域全体で取り組む考えだ。

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