オートバイ競技のひとつであるモトクロスの日本最高峰「全日本モトクロス選手権」の今季開幕戦が4日、5日に熊本県で開催され、市内緑区出身の小方誠選手が総合3位に入賞した。年間全10戦の獲得ポイント数で争われるシリーズチャンピオン奪還に向け、まずは初戦で好スタートを切った。
初日に予選を行い、2日目に行われる2回の決勝レースで総合順位を決める同大会。決勝前日の豪雨に加え、当日にも時折強い雨が降ったためコースはマディコンディション(泥状)となった。小方選手は、決勝1回目のレースで昨季シリーズチャンピオンの成田亮選手らとトップ争いを繰り広げるも、後半のミスが響き3位に。2回目では、レース序盤でエンジンが停止するアクシデントに見舞われ、徐々に後退するも総合順位で3位に食い込んだ。
シーズンオフ中に海外でもトレーニングを積んだという小方選手は今大会を振り返り、「一番の問題点は、1回目でトップに立ってすぐに後続を引き離せなかったこと。しかし調子が良いことには変わりないので、次戦でさらに上をめざします」と先を見据えた。最高峰挑戦3年目となる今季、三度目の正直となるか。今後の活躍に期待がかかる。