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セェリバレエシアター(田名)の生徒で、3月の全国バレエコンクールで優勝した 徳光 小麦(こむぎ)さん 南区大野台在住 17歳

公開:2015年5月21日

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気持ちで掴んだ栄冠

 ○…激しく躍動するステップ、情熱のダンス、最後を飾る見せ場の跳躍…。ジャンプ・回転、すべてが高難度の「海賊」のバリエーション(主役級のソロの踊り)。若干17歳のバレリーナは、海賊の持つ「強い」イメージとそこにない「美しさ」を体いっぱいに表現。大観衆を前にしても物怖じすることなく、全国コンクールで自身初の栄冠を手にした。優勝という結果に「最初は驚いたけど、やっぱり嬉しい。今までの努力が報われたのかな」。周りから祝福の言葉を受け、徐々に実感が生まれてきた。

 ○…バレエを習い始めたのは4歳の頃。無我夢中で踊っている時間が、とにかく楽しくて仕方がなかった。脚や腕の位置、姿勢や次への所作などを意識するようになると、どんどんとのめり込んでいく。それに伴い、練習量も増加。高校生になると、身体の変化や疲労から、右足に痛みを覚えるようになった。今でも、時には公演前に痛み止めを飲み本番へ臨む。それでも、大好きなバレエ。一度舞台に立てば、「痛みなんて感じない。この痛みと上手く付き合いながら、納得のいく踊りをしていかなくちゃ」。

 ○…上溝高校に通う3年生。今も休日返上で練習に臨むが、「絵を描いたり、アニメを見たりするのも好き。学校の勉強は、少し難しくて。試験勉強どうしようかな…」と女子高生らしい一面も覗かせる。そんな娘を、両親は陰ながら応援してくれている。娘の生前、雄大な「小麦畑」の風景に感動を覚え、その名を配した愛娘の姿を。

 ○…高校卒業後は「オーディションを受けて、プロのバレエダンサーになりたい」と目を輝かせる。そのために、技術力はもちろん表現力や理解力を深く養う。他の公演やコンクールの映像も参考にし、自らの糧としていく。大好きなバレエで、これからも観る者を感動させる踊りを披露できるように。コンクールで自信をつけた17歳が、プロとして舞台に立つ日は近い。
 

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