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地域団体初の勉強会 子どもの養護 学ぶ場に 近隣で見守る輪 拡大図る

教育

公開:2015年9月3日

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団体設立時に集まったメンバーら
団体設立時に集まったメンバーら

 相模原市内の児童養護施設で子どたちとの交流を持つ地域団体「TSUNAGARI UNITED(遠藤靖明代表/中央区在住)」が9月12日(土)、社会的養護がテーマの勉強会「コドモのミカタ」を初開催する。児童養護施設の子どもたちや虐待について考え、子どもたちを地域で見守る環境づくりをめざす。

 「TSUNAGARI UNITED」は、親と暮らせない子どもたちと、児童養護施設で定期的な交流の機会を設けている。一般的に18歳での退所後は、国の援助なしの自立生活を余儀なくされる子どもがいる現状に警鐘を鳴らし、その前に少しでも地域との関係性を築き、自立に順応するための支援をするのが目的だ。

 同団体は今年2月に設立。遠藤代表は子どもが生まれた事を機に、子育てや虐待問題について考えるようになったという。設立1年前からセミナーを受講するなどして学ぶ一方で、施設に出向き、サッカーで共に遊びながら子どもたちと向き合ってきた。「子どもは最も身近な『他人』。しっかり『個』として向き合っていくべき」。真剣に向き合う大人を増やし、地域の子どもたちを見守る輪を広げるため、同じ志を持つ仲間を集めて団体設立に至ったという。

 現在、同団体は15人の運営メンバーのほか、ボランティアメンバーで構成。月1回のペースで市内2施設でサッカーや遊びの活動を続けている。「今、こうして施設を訪れ、交流し続けることが大切。でも、続けないと意味がない」と遠藤代表は強調する。やがて18歳で退所していく子どもたちとその後も変わらず密な関係を持ち、見守っていく必要があるからだ。

 同団体は、子どもたちを見守る目を更に増やそうと、市の地域活性化事業交付金を申請し、勉強会「コドモを地域で見守る方法〜みんなで考える『社会的養護』〜」を9月12日(土)に開催する。講師には、藤沢市で児童養護施設退所者のアフターケア事業を行う「あすなろサポートステーション」の福本啓介氏を招き、社会的養護下にある子どもたちの見方について考える。場所は市民健康文化センター(南区麻溝台)で午前9時半〜、参加費500円。遠藤代表は、「ずっと続く地域に根差した活動にしたい。大人なら誰でも参加して頂きたい」と話している。

 参加申込や詳細は、同団体【メール】tsunagariunited@gmail.comへ。

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