勤務先や外出先において地震など自然災害に遭遇し、自宅への帰還が困難になる「帰宅困難者」の発生を想定した対策訓練が17日、相模原駅周辺で行われた。
訓練は、相模原東部直下を震源とする最大震度6強の地震が発生し、相模原、矢部駅区間の下り線が停車し、帰宅困難者が発生した場合を想定。現場の混乱を回避し、避難などを円滑に行う目的で実施された。
訓練には、小山、清新の両自治会連合会、区内に事業所を置く企業、警察など86人が参加。初めに駅職員らが周辺の滞留者を安全な駅北口に避難させ、電車の運行状況を伝えたのち、徒歩で帰宅することが困難な人は一時滞在施設に指定されている相模原市民ギャラリーに移動させた。加えて、車いすを利用する帰宅困難者発生も想定され、区の職員らが声を合わせて階段の移動を補助した。