神奈川県警が発表した２０１５年の交通事故件数などをまとめた「平成27年交通事故年報」によると、相模原署が管轄する中央区内で起きた交通事故件数が県内最多となった。
15年に中央区で起きた交通事故件数は、１１７２件で県内最多となったが、最近５年間は減少傾向にあり、前年比では63件減少している。一方、交通事故を発生状況別に分けた場合には「子ども」、「高齢者」、「自転車」の３項目で県内最多となった。その中で「自転車」の件数は２番目に多い地域を大きく上回っており、同署の佐久間大輔交通第一課長は「中央区は平坦な道が多く、自転車利用者が多いのが原因の一つとして考えられる」と分析した。
同署では、交通事故発生件数県内ワーストからの脱却をめざし、事故防止策を練っていく考え。特に、今後増加が見込まれる高齢者の事故と、自転車の事故を防いでいくために、街頭での啓発活動や違反行為の取り締まりなどに注力していく方針だ。
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