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救援物資の集積円滑に 受け入れ専用施設を整備

社会

公開:2016年4月7日

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小町通にこのほど完成したセンター。停電時の対応も可能という
小町通にこのほど完成したセンター。停電時の対応も可能という

 相模原市はこのほど、防災備蓄品や被災時の生活必需品など救援物資の集積・配送に特化した施設「市救援物資集積・配送センター」を整備した。災害時には、市内10カ所にある備蓄用の一般倉庫や各地の避難所との効率的な連携を図るなど機能を強化させる方針で、今年度から運用を開始している。

 市は、2011年に発生した東日本大震災の被災状況を受けて、2013年度から救援物資を速やかに受け入れられるような専用の施設建設の構想を立てていた。それまでは、市内に物資の受け入れに特化した施設はなく、災害時には市内10カ所の一般倉庫や150カ所ある避難所にそれぞれ別々に物資が運ばれる想定がなされていた。一方、これでは非効率な上、避難所には体育館などの施設が利用されるため、道が狭く建物までトラックの乗り入れができないなどといった、立地上の課題もあったという。

 「市救援物資集積・配送センター」は、構想から2年後の2015年度に施工を開始し、構想から3年がかりで完成。清新学校給食センターの跡地である小町通2丁目に整備され、建築面積は1095平方メートルで、鉄骨造平屋建ての耐火建築物となっている。非常用の発電設備が整い、停電時の対応も可能。近くには国道16号線・129号線が走っており、また、目の前の道路は幅が広いため大型トラックの乗り入れやフォークリフトの使用などもできる。物資の配送・荷捌きなどにはふさわしい立地条件と構造を兼ね備えた。同センターに運ばれ、集積された物資は、市内各地の避難所、一般倉庫に分配される。被災の際には、市内の各団体と連携を図りながらセンターを活用していく。

 市は今後、備品の更新の際や災害に備えた訓練についても使用したい考え。市担当課は、「このセンターを拠点として、災害の際には市外からの救援物資を受け入れて、被災者が滞在する避難所などへ必要とされる物資を迅速かつ円滑に供給していきたい」と話している。

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