区内星が丘地区では、認知症の正しい知識の普及や、認知症の高齢者を地域で見守り支援する機運を高める目的で、昨年10月から、独自に、1カ月1話のペースで漫画を作製し配布しており、このほど、最終話を迎えた。
約4年前から同地区では、自治会の役員や民生委員、高齢者支援センターのスタッフらが集い、地域の高齢者福祉に係る課題を話し合う地域ケア会議を開き、認知症の高齢者に関する事案を度々話し合ってきた。
そんな中、地域住民に認知症の正しい知識を広めつつ、地域全体で認知症の高齢者を支える意識を持ってもらうきっかけを作ろうと、同会議のメンバーが、啓発を目的とする漫画の製作を発案。実行委員会の役割を担う「やさしさいっぱい星が丘を創る会」を立ち上げ、星が丘高齢者支援センターのスタッフを中心に地域住民が主体となって、製作・配布を進めた。
ストーリーは、同センターの吉岡深雪さんが担当。市内の精神科の医師にアドバイスをもらいながら、正しい知識を伝えることに重点を置き、地区内で実際に発生した事案も盛り込んで、認知症を身近に感じてもらえるよう工夫を施したという。イラストは、地区内在住で、美術大学に通う松崎真美さんが担当。「インターネット上の情報や皆が正しいと思っている知識が間違っていることが多々あった。この漫画を読んで、知っていこうとしてくれたら嬉しいです」と語った。
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