相模原警察署(原田仁署長)と三菱東京UFJ銀行相模原支店(川合雅之支店長)が15日、合同で「振り込め詐欺啓発キャンペーン」を行った。街頭でティッシュを配布しながら銀行利用者や通行人に振り込め詐欺への注意を呼びかけた。
同署生活安全第一課の浦口和人課長によると、区内の振り込め詐欺の被害件数は一昨年が17件、昨年9件、今年が10件(いずれも5月末までの数字)。被害件数が多いというわけではないが、昨年6月には60代の高齢者女性が8400万円の被害にあっており、依然注意が必要だという。そんな状況を打開しようと、両者はこれまでにも振り込め詐欺撲滅へ向け合同勉強会などを行っている。「警察官の方と協力することで町の方々の目が変わるだけでなく、行員の意識向上にも役立っていると感じています。今後も継続的に啓発を行い、振り込め詐欺撲滅へ少しでも貢献したい」と川合支店長は話していた。