市内緑区でツキノワグマの目撃情報が相次いでいる。ここ2週間余りで10件と、昨年1年間の目撃情報である3件を上回るペースだ。「この時期での目撃情報は例年より早く、人里近くで見られているのも特徴の一つです」と市の担当者は話す。
目撃情報が寄せられたのは、与瀬が5月28日午後9時頃の1件。牧野が6月9日午後3時20分頃と40分頃、15日午後4時半頃、16日午前11時15分頃と午後4時40分頃、17日午前6時40分頃と10時頃の7件。三ヶ木が17日午後6時40分頃、寸沢嵐が18日午後6時50分頃の計10件(6月20日時点)。
5月28日の与瀬のクマは、国道20号沿いで営業するラーメンセンターの入り口に激突。閉店間近に入り口付近で店主の斉藤雄治さんが作業をしていたところ、ドーンとすごい音がしたため見てみると、クマが去って行く所だったという。斉藤さんは「1年前に入り口を強化ガラスにしたことと、すごい速さで突進してきたので自動ドアが反応しなかったことで助かりました。かなり大きなクマでした」と振り返る。市では「比較的明るい時間に目撃されています。クマとあわないためには、鈴など音のするものを身に付けるのも対策の一つです。今後も情報収集に努め、近隣住民に注意を喚起していきたい」と呼びかけている。
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