地元サッカークラブ・SC相模原は7月31日、相模原ギオンスタジアムでJ3リーグ第19節・福島ユナイテッドFC戦に挑み、1対0で勝利した。
前節、終了間際の失点で勝ち点3を逃したSCは、2カ月以上遠ざかっているホームでの勝利をめざして福島との1戦に臨んだ。試合前、ピッチ上では7月26日未明に起きた緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」での襲撃事件の被害者へ黙とうが捧げられた。
試合は前半からSCがペースを握る。前半29分にはゴール前でFW深井正樹選手が決定機を迎えるが、相手GKの好守に阻まれる。そのまま前半終了かと思われた前半44分、左サイドでパスを受けた深井選手が相手DF3人を抜き去り、右足を一閃。美しい弧を描いたボールがゴールに吸い込まれ先制した。今シーズン加入した深井選手は、シーズン5点目がホームでの初得点となった。
後半に入ると、ロングボールを多用し攻め込む相手に対して、SCは集中した守備を見せ決定機を作らせない。最後は長身FW服部康平選手をディフェンスラインに投入し、虎の子の1点を守りきり試合を終え、駆け付けたファンと勝利の喜びを分かち合った。