市内の事業者2社がこのほど、緊急・災害時の使用を想定した簡易トイレセットを市内小・中学校へ寄贈し、2日には市教育委員会の岡本実教育長を訪問した。
寄贈したのは、紙製包装資機材を開発・製造する日本化工機材株式会社(淵野辺/大澤浩一郎代表取締役社長)と株式会社文盛堂(千代田/尾作晃社長)。日ごろから交流のある2社では今年4月の熊本地震の際、「なにかできることはないか」との思いで同トイレ処理セットの寄贈を発案。市の危機管理局を窓口に現地への寄付を希望するも、「現地ではすでに充足している。市内の小中学校でぜひ使用したい」との返答を受け、これを快諾。災害時に水洗トイレの使用が困難になる可能性があり、児童生徒数の多い市内の小・中25校に寄贈された。尾作社長は「微力ながら子どもたちの安全と安心のために役立てれば嬉しい。万が一の場合に少しでも子どもたちの笑顔に繋がれば」と話している。