相模原北公園(緑区)にある複合遊具が更新されるにあたり、この度新しく設置される複合遊具が「ぐるぐる迷路と森の展望台」に決定した。新遊具の選定には、市として初めて同公園利用者による投票を実施。合計で709票の投票があり、市環境経済局環境共生部公園課は「遊びにきた子どもたちや保護者の方にも協力してもらい、想像以上の反応があった」と話している。
市内の公園は設置から30年以上経過したものが現時点で約3割を占め、10年後には約7割に達する見込みとなっている。こうした状況を踏まえて、市は3月に「相模原市公園施設長寿命化計画」を策定。老朽化が進んでいる公園施設の修繕や撤去、更新を進める方針を定めた。
北公園の供用開始は1991年。園内の「水辺の広場」付近に設置されている複合遊具は、水に触れていることから劣化が進んでおり、安全基準の観点からも不適合とされていた。そこで市は同計画に基づき、現在設置されている複合遊具を撤去し、園内にある「ピクニック広場」に場所を移して、新しい複合遊具を設置することを決めた。また同様に相模大野中央公園(南区)の複合遊具も更新が決まっており、2つの公園の遊具の更新などに、今年度は約4600万円の予算が計上されている。
市公園課は初めに遊具メーカーに費用面など様々な条件をもとにした遊具の提案書の作成を依頼。提案を受けた中から選定した3つの遊具の完成イメージを北公園内に掲示し、公園利用者による投票を8月5日から21日にかけて受け付けた。同課は「公園は子どもたちにとって夢がある場所であってほしいとの思いから、実際に利用している人たちに決めてもらうことにしました」と話す。投票方法は掲示板に付属していたシールを気に入った遊具イメージの投票欄に貼っていくというもの。結果として、総投票数709票のうち、359票を獲得した「ぐるぐる迷路と森の展望台」が選ばれた。
長さ10mのロングスライダーが目を引く新複合遊具には、多くの緑に囲まれた北公園の自然を眺めることができる展望台が設けられている。来年3月の使用開始をめざし、現行遊具の撤去などが進められていく。
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