右から４番目が祇園会長。総額約２億５千万円の目録を渡した
創業50周年を迎えた株式会社ギオン（本社／中央区南橋本）が９月23日、東京都千代田区の帝国ホテルで記念式典を行った。従業員代表とＯＢ約２５０人が参加し、取引先など約７００人が招かれた。加山俊夫相模原市長、石阪丈一町田市長、赤間二郎代議士、小倉將信代議士、本村賢太郎代議士、山下貴司代議士、石井正弘参議院議員、中西健治参議院議員、今井絵理子参議院議員らが列席。創業者で代表取締役会長の祇園義久氏は50年を振り返り、「苦しいことも今となっては楽しい思い出。汗を流して支えて下さった皆様に、少しでも恩返しができたら」とあいさつした。
祇園会長は今後の経営についても「現場ファースト、顧客優先」を強調。記念式典では従業員に総額２億円、管理職に鹿児島県指宿市への研修旅行がお祝いとして贈られた。さらに「誠心誠意社会貢献していきたい」「生きたお金として使用してほしい」という思いから、相模原市に２０００万円、町田市に１０００万円、関東学院大学、玉川学園大学、桜美林大学に、それぞれ３００万円の寄付が行われた。
相模原市では当麻宿地区土地区整理事業地内の歩道や公園などに桜を植樹し、工業地景観のイメージアップのために寄付金を使用する予定。加山市長は「（ギオンは）市民生活に直結する地域貢献企業。これからの50年、１００年を、ギオンと手を携えて発展していきたい」と祝辞を述べた。
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