元職員による入居者殺傷事件が起きた「津久井やまゆり園」の正門に事件後から設けられていた献花台が、月命日でもある昨年12月26日で最後の日を迎えた。
事件が起きた昨年7月26日から数日後に設けられた献花台。設置後、市内だけでなく全国各地から多くの人々が訪れ、花や手紙を手向ける姿が見られていた。設置から11月末までは24時間献花することが可能だったが、12月1日からは設置時間を設けていた。
献花台最後の日となった26日は太陽が隠れ、厳しい寒さとなったが、多くの人が献花に訪れ、犠牲者を悼んだ。東京都狛江市から訪れた会社員の酒井優さん(49)は「ハイキングなどで相模湖の方にはよく来ていたが、まさかこんなことが起きるとは。今日で献花台が最後だと知って献花に来た。二度とこのような事件が起きないことを願う」と語った。
同園を運営する「(社福)かながわ共同会」では、献花台が廃止となった現在、追悼などで同園を訪れる際は、事前の連絡などを呼び掛けている。
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