淵野辺駅から上矢部方面に向けて運行する「大野北地区コミュニティバス」について、市は本紙の取材に対して今年4月以降、土日・祝日の運行を廃止し、平日のみの運行体制を採用する方針を明らかにした。
同バスは大野北地区の生活交通手段確保を目的に、2014年2月から実証運行を開始。本格運行に移行するには運行開始から2年間の内に1便当たり10人以上の利用者を確保し、収支比率50%以上を達成する必要があったが、2年経過してもどちらの基準も満たすことができなかった。
そこで、周辺住民らで構成される同バス利用促進協議会は、昨年2月から朝夕の時間帯に急行便を設けるなど改革に着手。地域のお祭りなどではバスの展示を行うなど、地道な利用促進活動も続けた。その結果、夏場の厳しい暑さも手伝い、昨年7月には初めて単月での平均乗車数が10人を超えた。そこから9月まで3カ月連続で「平均乗車数が10人」を達成し、16年1年間の平均乗車数は前年から1・8人増え、9・2人となった。
その一方で、収支比率が50%を超していない上、土日・祝日の乗車数が伸びていないことを受け、市は4月以降、現状のルートや運行本数は変更せず、土日・祝日の運行を廃止する方針を決めた。ただ、3月までに乗車数のさらなる増加が記録された場合、市は土日・祝日の運行を継続する可能性があることを示唆した。
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