上溝南・鵜野森(南区)・北相(緑区)の3中学校で1月24日、H2Aロケット32号機が打ち上げられた鹿児島県・種子島宇宙センターとネット回線を結び、現地と交信するパブリック・ビューイングが行われた。
当日は、各校から派遣された3人の「宇宙記者」が、現地の気候や心境をリポート。上溝南中では、近隣の小学生や地域住民も駆けつけ、約200人が打ち上げの瞬間を見守った。ロケットが発射した午後4時44分には、会場から歓声と拍手が沸き上がり、現地と感動を共有した。
宇宙記者の一人、上溝南中2年の横谷琉聖さんは、「心臓が飛び出そうなくらいの興奮と感動は本当に凄かった」と打ち上げの瞬間を振り返り、「多くの人の思いをのせているロケットに、いつか携わってみたい。宇宙への知的好奇心が一段ときらめいた」と目を輝かせて話していた。
同取り組みは、JAXA宇宙教育センターと市教育委員会が連携したもので、全国で初めての試みとなる。